メガソーラーは、1500Vの時代へ

アメリカ・ヨーロッパでは、既に大規模太陽光発電所に1500Vの太陽電池モジュールの導入が進んでいる。
日本においては、直流電圧1500Vに対応するパワーコンディショナの導入が他国に比べて遅れていたため、これまでは1000Vの発電システムが主流であったが、最近の1500V対応機器の市場導入により、太陽電池モジュールも1500Vの使用が可能になった。

米国では、2016年の需要の約60%を占め、残りのほとんどはインドと中東が占める見込。世界の残りの地域は、2018年以降急速に米国を追従する予想
(出展) GTM research(2016.1)

USA カッパーマウンテン345MW Trina Solar 1500V モジュール採用

高電圧化が可能になったことで、太陽光モジュールの直列接続枚数を増やすことができ、結果、電力損失を減らしてシステム効率を向上させられる。また、接続箱の台数や、送電ケーブル長を減らすことができるため、導入コスト、ランニングコストの削減にもつながる。

 

1,000Vシステムと比較した場合のメリット
・1ストリングに繋ぐモジュールの枚数が1.5倍
・接続箱、電源回路、及びケーブルを10%程度削減
・パワコンの大容量(高出力)化が可能になり、繋がるパネルアレイの拡大が可能(下図)(パワコン台数、中間電圧ACのケーブル等 部品を削減)
・部品数が少なくなるため、O&Mコストの削減が可能

FIT買取価格が下がる中、より多くの発電量、システムコストとO&Mコストの削減が可能コストの削減を可能にする1500Vの導入が日本でも加速しそうだ。


2021年11月現在、トリナ・ソーラーの太陽電池モジュールは1500V対応です。詳しくは製品ご紹介ページからご確認ください。

 

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