トリナ・ソーラー  ブラジル最大級の850MWp太陽光発電プロジェクトに 210mmセル採用Vertexモジュールを出荷
2021.08.04

【2021年8月4日/ PR Newswire】太陽光発電およびスマートエネルギーのトータルソリューションを提供する世界有数の企業Trina Solar Co., Ltd.(SH:688599)(以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、ブラジルのバイア州ジュアゼイロ市でフォーカス・エネルギア社が開発を進めている、22の太陽光発電所を有する「フューチュラ(Futura)1プロジェクト」に、主要メーカーとして同社の太陽電池モジュールを提供することを発表しました。

このプロジェクトは、3つのフェーズで実施されます。第1フェーズの設置容量は850MWpで、現時点ではブラジル最大級のプロジェクトとなります。

第1弾として、8月の第2週に600Wシリーズの太陽電池モジュール59,292枚を梱包した108個のコンテナーが中国から出荷されます。今回出荷されるのは、業界最先端技術を搭載した210mmセル採用Vertexシリーズの両面発電モジュールです。600Wを始めとする、トリナ・ソーラーが現在生産している高出力製品は、来年に向けてすでに発注可能となっている670Wへとつながっています。

トリナ・ソーラーのラテンアメリカ・カリブ地域担当副社長のアルバロ・ガルシア・マルトラスは、「トリナ・

ソーラーには、最先端の技術と高性能なモジュールがあります。それがフォーカス社に選ばれた理由だと思います」とコメントしました。

フォーカス・エネルギア社によると、このプロジェクトで発電された電力は、すべて自由市場で販売する想定であるということです。この戦略は、再生可能エネルギー発電事業者が、ANEEL(ブラジル電力規制庁)が推進するオークションに参加するのではなく、顧客と直接交渉することを好む傾向にあるという最新のトレンドに沿ったもので、買い手が売り手を選択する余地がない専属市場を対象とするものです。

フォーカス社のCEOであるAlan Zelazo氏は、このシステムの導入により、2,000人の直接雇用と4,000人の間接雇用が生み出されると見込んでいるとのことです。それに加え、フューチュラ 1プロジェクトはまさに時を得たものとなりました。「このプロジェクトは長期的なものですが、干ばつや洪水などの影響で水力発電が難しい時期にあって、国と協力して太陽光発電で電力を補えることを嬉しく思います。」とZelazzo氏は語りました。

このプロジェクトはすでに進行中で、550人が働いています。操業開始は2022年4月を予定しています。