太陽光エネルギー分野におけるイノベーションで世界をリードするトリナ・ソーラーTrina Solar Co., Ltd.(SH:688599)(以下「トリナ・ソーラー」または「同社」)は、国内架台メーカーであるS-Rack株式会社(以下「S-Rack」)と連携し、「飛び火認定(DR)」※を取得したソーラーカーポート向け太陽光発電ソリューションの提供を開始いたしました。
※飛び火認定(DR)とは:建築基準法に基づき、火災時に隣接する建物などへの「飛び火」に対する性能を有する屋根の構造方法について、国土交通大臣が認定する制度です。DRは “Roof in the Fire Protection District” の略称です。


本ソリューションは、トリナ・ソーラーの製品「Vertexダブルガラスモジュール」と、S-RackのDR認定取得済みカーポート架台を組み合わせたもので、防火地域、準防火地域、第22条地域など、建築基準法や消防法により防火性能が求められるエリアにおいても、法令に準拠した安全なソーラーカーポートの設置を可能にします。
今回提供を開始するソリューションは、200㎡を超えるカーポートを「建築物」として設置する際に必要な飛び火認定(DR)に対応した構成であり、建築確認申請が求められる案件にも対応しています。厳格な制度対応と、意匠性や設計自由度も両立した本ソリューションは、防火規制のある都市部をはじめ、さまざまな現場に導入できます。
今回のソリューションに採用されたトリナ・ソーラーの「Vertexダブルガラスモジュール」は、消防庁ガイドラインに準拠し、モジュール1㎡あたりの可燃物使用量が概ね2,000g以下となっており、建築確認や防火設計の観点でも高い適合性があります。小型サイズから産業用の大型サイズまで幅広いラインナップを揃えているため、設計要件に合わせた柔軟な対応が可能です。
近年、企業や自治体による脱炭素の取り組みが加速していることから、駐車場スペースを有効活用したソーラーカーポート導入のニーズが年々高まっています。特に分散型エネルギーの活用が注目される中、制度に適合した安全・高効率なソリューションが市場から求められています。
<トリナ・ソーラー・ジャパン株式会社 社長 李娜(リ・ナ)コメント>
当社は、これまでも日本市場において、折版屋根に最適な寸法のモジュールや豪雪地域に対応した高耐荷重仕様の製品をいち早く展開するなど、分散型設置環境に注力してまいりました。今回、S-Rack様との連携を通じて、DR認定に対応したカーポート向けソリューションを市場に提供できたことを大変嬉しく思っております。今後も日本市場の多様なニーズに寄り添いながら、再生可能エネルギーのさらなる普及拡大に貢献してまいります。
