ZEHビルダーの6割が「ZEH実績ゼロ」

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業を執行する環境共創イニシアチブ(SII)は、2016年度と2017年度にZEHビルダー登録を受けた事業者(6236件)の実績報告を集計。普及目標の達成度や、その背景を調査分析した資料を公開している。その内容をリポートする。(第1回)

SIIはZEH支援事業において、自社が受注する住宅のうちZEH(Nearly ZEHを含む)が占める割合を2020年度までに50%以上とする事業目標を掲げるハウスメーカー、工務店、建築設計事務所、リフォーム業者、建て売り住宅販売者などを「ZEHビルダー」と定め、2016年度から公募している。

ZEHビルダー登録は、北海道の区分(A登録)と、北海道以外の都府県の区分(B登録)に分けて行う。登録事業者は事業年度終了後、SIIに年度ごとの実績を報告する必要がある。2017年12月22日時点の登録事業者数は6313件。

ZEHビルダーの2016年度ZEH普及実績の割合は以下の通り(2017年10月27日時点)。ZEH普及実績50%以上は434社で全体の7%、実績0%は3907社で62.6%を占める。


2016年度のZEH普及実績の集計。A登録は北海道の区分、B登録は北海道以外の都府県の区分での登録(資料:環境共創イニシアチブ)

SIIは、ZEHビルダーの2016年度建築件数に占めるZEHとNearly ZEHの割合も集計している。ZEHビルダーが受注した注文住宅のうち、ZEHとNearly ZEHが占める割合は15.6%。同じく建て売り住宅は4.6%だった。

国土交通省の建築着工統計調査報告(【住宅】利用関係別 時系列)によると、2016年度新設住宅戸数のうち注文住宅(持ち家)は29万1783戸だった。ZEHビルダーが手がけた注文住宅(持ち家)は22万1290戸(ZEHとNearly ZEH以外も含む)だったので、新設住宅戸数の75.8%をカバーしていた。同じく建て売り住宅(分譲)は、新設住宅戸数13万4700戸に対し、ZENビルダーが手がけた建て売り住宅(ZEHとNearly ZEH以外も含む)は1万9059戸で、14.1%をカバーしていた。

なお、2016年度新設住宅戸数におけるZEHとNearly ZEHのシェアは、注文住宅で11.8%、建て売り住宅で0.6%だった。


2016年度の年間建築総計に占めるZEHビルダーの実績(資料:環境共創イニシアチブ)

SIIの調査報告は、SIIのホームページからダウンロードできる。(日経アーキテクチュア「省エネNext」公開のウェブ記事を転載)

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