日本でAIデータセンターのインフラ拡充が進む中、トリナ・ストレージが「2026年AIDC エネルギー貯蔵TOP ベンチマーク賞」を受賞
~電池セル、DCコンテナ、グリッド形成型PCS、AI搭載EMS、配電、冷却に至るまで、フルスタックな対応力を提供~
2026.08.25
グローバルなエネルギー貯蔵ソリューションプロバイダーであり、トリナ・ソーラーの蓄電事業部門であるトリナ・ストレージは、同社の人工知能(AI)データセンター向けフルスタック型エネルギー貯蔵・電力アーキテクチャが評価され、2026年「AIDCエネルギー貯蔵TOPベンチマーク賞」を受賞しました。同賞は、7月24日に中国江蘇省南通市で開催された「2026 Gaogong Energy Storage Summit(高工蓄電産業サミット)において授与されました。
トリナ・ストレージのAIデータセンター(AIDC)ソリューションは、電池セルやDCコンテナから、電力変換システム(PCS)、エネルギー管理システム(EMS)、配電、冷却に至るまで、独自の技術を統合しています。このソリューションは、AIコンピューティングによって生じる急激な負荷変動、高い電力密度、電力品質の要件、および耐障害性のニーズに対応するように設計されています。
日本で急増するAI電力需要への対応
資源エネルギー庁の予測によると、国内の電力需要は2025年度の803.4 TWhから2035年度には846.1 TWhへと増加すると見込まれており、その要因の一つとして、新たなデータセンターや半導体工場の建設が挙げられています。また、日本は「ワット・ビット連携」政策を通じて電力インフラと通信インフラの連携強化を推進しており、事業者は高密度化、液冷化、地理的に分散したAI施設の構築を計画しています。こうした動向により、迅速な応答性、耐障害性、効率的な冷却、そして発電、蓄電、系統、負荷のインテリジェントな連携を兼ね備えたAIDC用電力システムの需要が高まっています。
電池セルからEMSまでのフルスタック機能
発電・蓄電側において、トリナ・ストレージのAIDCソリューションはグリッドフォーミング技術を中核とし、電池セル、DCコンテナ、PCS、EMSにわたる自社開発の中核技術を統合しています。これにより、トリナ・ストレージは、高負荷なAIコンピューティングに対応するために必要なコンポーネントやシステム機能を制御することが可能となります。
パルス耐性セルは、疲労破壊を防ぐソフトマター力学と不均一界面工学を活用し、サイクル寿命を損なうことなく、短時間のハイパワーパルス放電に対応します。性能強化型トリナ・ストレージのDCコンテナは、このセル技術とインテリジェントな予測型熱管理を組み合わせることで、負荷変動への迅速な対応と高い過負荷耐性を実現しています。
トリナ・ストレージのグリッド形成型PCSは、広帯域振動を抑制しつつ、幅広い弱系統条件への適応性と、設備全体のブラックスタート機能を提供します。電力・コンピューティング協調型EMSは、大規模なAIモデルを活用して、秒単位の解像度で負荷を予測し、数百台のPCSユニットをミリ秒単位で協調制御します。また、数百万個のセルから得られるリアルタイムデータを管理し、蓄電設備群全体のシステム制御とレジリエンスを支えています。
プロジェクト導入実績に裏付けられた技術力
トリナ・ストレージは、中国において「電源・系統・負荷・蓄電」というアプローチを適用しています。「三江源グリーン電力・インテリジェントコンピューティング統合実証プロジェクト」は、コンピューティング負荷に対して年間を通じて再生可能エネルギーを直接供給しています。系統連系型のゴルムド135 MW/540 MWh蓄電池プロジェクトは、地元のコンピューティングセンターにピークカットおよび周波数調整サービスを提供しており、一方、青海省海南州の1,000 MW統合プロジェクトは、近隣の再生可能エネルギー発電と地域のコンピューティング需要をマッチングさせることを目的としています。
トリナ・ストレージ APAC地域 統括責任者Leo Zhao(Dr.)のコメント:
「AIデータセンターには、急速に変化する高密度のコンピューティング負荷に対応できるエネルギーアーキテクチャが必要です。トリナ・ストレージの強みは、パルス耐性のあるセルやグリッドフォーミングPCSから、インテリジェントなEMS、配電、冷却に至るまでの全チェーンを統合できる点にあります。日本がAIインフラを拡大する中、当社はお客様やパートナーと連携し、日本の系統条件の状況、安全基準、運用要件に合わせてこれらの技術・機能を活用していきます。」
今回の受賞は、AIDC用途において、蓄電技術、パワーエレクトロニクス、デジタル制御、およびプロジェクト遂行能力を融合させたトリナ・ストレージの総合力が評価されたものです。トリナ・ストレージは、エコシステムパートナーと連携してこれらの能力を引き続き強化するとともに、高密度AIコンピューティングの要件について、日本のお客様と緊密に連携していきます。